子どもが免許を取得できる年齢になると、「教習所はどこにしようか、費用はどのくらいかかるのか…」と考えるご家庭も多いのではないでしょうか。 高校を卒業して就職をするお子さんがいる場合は通勤等で必要になる場合もありますよね。
教習所の費用や取得までのスケジュール、さらには免許取得後にかかる維持費など、意外と見落としがちな点もあります。 この記事では、子どもの運転免許取得にかかる費用や準備について詳しく解説します。
運転免許取得にかかる費用
教習所で普通自動車免許を取得する場合、費用はおおよそ 20万円~35万円 程度が相場です。 費用は以下の条件によって変わります。
☆紹介制度や友達と一緒に入校することで割引や特典を用意している教習所もあります。
- 通学制か合宿制か
- AT限定かMTか
- 地域(都市部か地方か)
- 取得時期(長期休みがある時期は高く設定される事も多い)
合宿免許 の場合
食費や宿泊費込みで20万円台前半から取得できることもあり、短期間で集中して学べるメリットがあります。
通学制 の場合
高校や大学(専門学校等)に通学している時期やアルバイトの合間を使って通えるので柔軟性はある反面、総額が高めになりやすいです。
合宿免許と通学免許の比較
項目 | 合宿免許 | 通学免許 |
---|---|---|
費用の目安 | 20〜25万円(宿泊・食費込み) | 25〜35万円 |
期間 | 2〜3週間の短期集中 | 1〜3か月程度(通う頻度により変動) |
スケジュール | あらかじめ全て組まれている | 自分の都合に合わせて予約 |
向いている人 | 短期間で一気に免許を取りたい人 | 学校や仕事と両立しながら通いたい人 |
メリット | ・費用が安い ・集中して学べる ・仲間ができやすい | ・予定を調整しやすい ・自宅から通える ・安心感がある |
デメリット | ・まとまった休みが必要 ・地方での生活に慣れる必要がある | ・費用が高くなりがち ・予約が取りにくい時期がある |
【我が家の場合】 AT限定・通学制を利用
- 長男
免許取得:2021年夏
取得時期:大学2年
特典:大学が契約している団体入校プラン
費用:18万円
- 長女
免許取得:2021年秋
取得時期:高校3年
特典:友達紹介特典、入校時期特割プラン
費用:22万円
- 次女
免許取得:2025年春(先に原付免許取得)
取得時期:高専5年
特典:兄弟姉妹割※しかし物価高騰で基本料金の値上げ
費用:25万円
- 次男
免許取得:2026年春(原付免許取得予定)
取得時期:高専1年生
特典:未定
費用:未定
免許取得のスケジュール
高校3年生の春休みや夏休み、大学の長期休暇に合わせて免許を取るケースが多いです。 混雑時期は価格設定が高くなる事が多い。また、予約が取りにくくなるため早めに申し込みをする方が安心です。
自動車運転免許の取得は18歳に達している必要があります。多くの教習所は誕生日の1ヶ月前でないと入校を認めていないので、注意しましょう。
我が家の場合は2人が早生まれのため、入校可能な時期がどうしても混雑時期と重なるデメリットが… 免許取得を急がない場合は入校時期を調整する方が◎。費用と時間を抑える事ができます。
注意事項
高校在籍中に教習所に通う場合は、必ず校則をチェックしましょう。免許取得時期を細かく取り決めている学校も少なくありません。違反したり、内緒で入校しているのがバレてしまって学校から指導を受ける事になると後々面倒です。
主な流れ
- 教習所の入校手続き
- 学科・技能講習の受講
- 仮免許試験
- 路上教習
- 卒業検定
- 本免許試験(運転免許センター)
通常は1〜3か月程度で取得可能ですが、合宿制の場合は2〜3週間程度で取得できる場合もあります。
【我が家の場合】
長男
大学入学直後、友人に誘われ大学周辺の教習所が準備していた大学生団体プランで入校しました。入校後、バイトに明け暮れ…仮免取得後に教習所へ長らく通わずでしたが、仮免取得後6ヶ月を過ぎると仮免許が失効になると連絡を受け、慌てて通う日々。教習所の担当者さんには、なんとか間に合うように予約を入れ調整してくれ、迷惑をかけながら卒業しました。いつでも行けると思っていたら最後焦る事になる典型例です。
長女
高校を卒業後に就職をする事を選択していました。9月に内定を貰い、通勤に車が必要だったので高校在学中の11月に入校。教習所自体があまり混雑していない時期だったため、通学・アルバイトをしながらでしたが2ヶ月ほどで卒業しました。
※在籍していた高校では、就職内定者は11月以降にならないと教習所入校が認められませんでした。また、取得しても卒業までは運転禁止(保護者同席の練習は可)など校則が存在していましたので、ここはしっかり守りました。
次女
高専生のため、学校の校則で高専2年生からバイク通学が許可されていました。原付免許を既に取得していたため行動の自由度があり、自動車運転免許を早く取得したいという気持ちをしばらくの間は持っておらず…高専卒業までに取得しようって感じでした。
娘の友達は短期間で取得できる合宿タイプの教習所で早々に取得。
高専5年になり、社会人になる前には取得したいとの思いで、通学・アルバイト・遊びのスケジュールの合間に教習所に通うというゆっくりスタイル。長男の時のように仮免失効時期が迫ってきた頃に卒業しました。
次男
自動車運転免許はまだ取得できる年齢ではありませんが、来年度(高専2年生)からバイク通学許可が出るため、2026年春頃に、原付免許を取得予定です。
誕生日が早生まれ1月のため、冬頃に原付免許講習に申込みます。
免許取得後にかかる費用
免許を取得した後にも、以下のような費用が発生します。
- 免許交付手数料:約3,000円
- 車を持つ場合の維持費(自動車保険・税金・車検・ガソリン代など)
特に自動車保険は若年層だと保険料が高額になりやすいため、家族の保険に「子どもを追加」するか、別契約にするかを早めに検討しましょう。
【我が家の場合
長女が通勤のため、すぐに車両が必要でした。叔父から譲り受けたコンパクトカー(走行距離20万キロ!!) を使用。就職から1年半経った頃に新車で軽自動車を購入しました。
車両価格:220万円(オプション含む)
娘が望んでいた車両だったので満足度は高かったようです。
支払いについては大学進学資金を使用しなかったため、そちらを購入費に当てる事にしました。月々にローン返済をしているつもりで積立NISA投資を220万に達するまでやる事!!と条件も出しました。
自動車保険は年齢が若いととにかく高いです‼️新車購入で運転も不慣れだったため、1年間は車両保険も付けました。SBI損保で契約。約13万円でした。(2年目から車両保険無しで7〜8万円)
自動車保険は等級が上がるごとに価格は安くなるので、娘の負担を減らすため親の良い等級(20等級です)を譲渡する事も考えましたが、4人の子どもの中1人に譲渡するのは公平ではないと判断し、新たに契約した自動車保険でスタートさせました。
まとめ
子どもの運転免許取得は、費用やスケジュール管理がポイントとなります。 特に春休みや夏休みは混み合うため、早めに準備しておくことが安心です。 家族のライフプランや車の利用状況を考え、最適な方法で免許取得をサポートしてあげましょう。

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